アメリカの学校事情2021年04月27日

和歌山市の個別学習塾 咲花の藤田です。

先日、アメリカのロサンジェルスに住んでいる従妹からメールが来ました。息子の亮太君・10歳・4年生の学校生活について

現在は、平日はアメリカの公立の小学校へ通い、土曜日だけ日本人学校へ行っているそうです。
親子で毎日、両方の学校の宿題に追われていて、大変!
アメリカの小学校の宿題はレポートを書いたり、与えられた課題について 調べたりと、とにかく時間がかかり、親子共々お手上げ状態だと、言っていました。(笑)

週一回の日本人学校の勉強だと 特に国語が大変で、亮太君も漢字には四苦八苦していて、こんなんで日本に帰って大丈夫かしらと、かなり不安らしいです。
とはいえ、今はできることを精一杯やるしかないので 両親共々一緒に勉強するつもりで子供に付き合っていこうと思っているそうです。
アメリカの学校に子供を通わせて驚いたことは、こちらはいろいろな人種・宗教・信条の人たちが居るためか、「それぞれが違っていて当たり前」という教育が徹底されており 肌の色・目の色が違っていても、それを当たり前と受け入れられる子供たちもすごいなと思うとのこと。
こんなことがあったそうです。彼女の許可を得て文を紹介します。

『アメリカの学校というのは、それぞれの意思が尊重される場ではあるんだけど、その反面、すごく個人主義で自分勝手な人間も出来やすいなと思います。
まわりのアメリカ人を見ているとね。
亮太がこちらの幼稚園(プリスクール)に通っていたとき、
動物園への遠足があったんだけど、クラスのある子の両親が、「動物園というのは動物を見せ物にしていて、一種の動物虐待の場だ。そんな所にうちの子を連れて行かないで欲しい。」
と言って、その子だけ遠足に行かず幼稚園に残った、ということがありました。
私はそれを聞いてすごく驚いたんだけど、こういう話はこちらではよくあることだそうで、
(宗教上の理由で学校行事に参加しないとか。)
周囲も先生もそれを当然のことのように受け止め、落ち着いた対応をしていて、私にとっては、ものすごいカルチャーショックでした。
英語だけでなく、いい勉強をさせてもらってるよ。
いろいろな意味で。(笑)


先日、彼女に今、塾で使っている算・国のテキストを送ったところとっても喜んでくれました。
国語は日本人学校で使っている教科書と同じ内容だったそうで あちらにも日本の本屋さんが2軒ほどあるのですが、ドリルの種類や冊数がとても少なく、内容も「え?これ、いつのドリル?」と言いたくなるようなものだったりして、なかなかいいものを入手することができず、日本から輸入する為か、値段はびっくりするほど高いそうです。
皆様も外国にもし知り合いのお子様がいれば日本のテキストを送ってあげるのはとても喜ばれるプレゼントになると思います。